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Webで使えるキャッチコピーを考える(第2回)
2010年11月19日
第2回の今回は、キャッチコピーの考え方の話をしていこうと思います。
TPOに合わせよう
思わずクリックしたくなるキャッチコピーの第1としては「見た人の思いにがっちり当てはまる」ものです。そのために、掲載される場所とタイミングを意識する必要があります。
まず、掲載される場所、すなわちキャッチコピーを目にする人の属性を意識したキャッチコピーにする必要があります。
例えば、ブログのランキングサイトなどに表示される場合、そのカテゴリにあったコピーを書く必要があります。仮に「中小企業診断士試験」というカテゴリに登録してある場合、
「診断士に合格するたった3つのポイント」
といったキャッチコピーが見えると、利用者がクリックする可能性が高くなりますが、このキャッチコピーが「ゲーム」のカテゴリに表示されても、多くの人は関心を示さないでしょう。
また、時期を選ばないキャッチコピーなら別ですが、そうでない場合は、その時期にあったキャッチコピーを打つ必要があります。例えば、
「年末の大掃除を助ける超便利グッズ!!」
といったキャッチコピーは、年末には効果がありますが、それ以外の時期には効果が薄いことになります。それ以外の時期なら、
「今から考えて得をしよう、年末の大掃除」
などのキャッチコピーのほうが、見た人の心に響くものになるでしょう。
検索結果連動型の広告
上記のように、利用者の属性によって、クリックするかどうかが決まります。これを仕組みとして提供しているのが、検索結果連動型の広告です。つまり、利用者が入力した検索ワードに応じて、効果の高い広告を出しています。
広告主は、表示させたいキーワードを選んで広告を出すわけですが、この際に、一つの広告文章に対して多くのキーワードを設定するほうが簡単ですが、キャッチコピーはTPOにあわせたほうが効果的なので、キーワードごとに文章を考えることも必要かもしれません。
(実際、大手の旅行会社の広告を見ていると、地域を細かく区切って、その地域ごとに文章が変わっています。)
次回
次回は、クリックしたくなるキャッチコピーの第2として「続きが気になる文章」という観点を、コラムにしたいと思います。
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