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SEOの初歩の初歩(最終回)

これまで、7回に渡ってSEOに関しての基本的な概念と対策を解説してきました。最終回は、まとめとしてSEOについて考えてみたいと思っています。


SEOは必要か?

全く同じコンテンツのサイトが2つあったときに、一方が「SEOができているサイト」、他方は「出来ていないサイト」だっととすると、「SEOができているサイト」が絶対的に有利です。したがって、コンテンツが出来ているサイトにとって、SEOは必要と言えます。


では、「魅力のないコンテンツのSEOができているサイト」と「魅力のあるコンテンツのSEOができていないサイト」ではどうでしょうか?


アクセス数では、「魅力のないコンテンツのSEOができているサイト」のほうが多いでしょう。しかし、このサイトを訪れた閲覧者は、このサイトで製作者の目指す行動(お問い合わせ、購入など)を取ったり、リピーターになったりするでしょうか?答えは「しない」です。一方、「魅力のあるコンテンツのSEOができていないサイト」では、アクセス数は少ないかもしれませんが、訪問者は、目的としている行動をしてくれたり、リピーターになってくれたりします。

これらのことを鑑みると、サイトの本質は「魅力あるコンテンツ」ということが言えます。新規にホームページを立ち上げる際に、SEOという考え方だけが先行して、肝心のコンテンツが疎かになってしまっては、どうしようもありません。まずは、しっかりとしたコンテンツを準備することが肝心です。


また、今回のコラムでも解説してきましたが、検索サイトは本来、このような「魅力のあるコンテンツ」を上位に表示すための仕組みを日々進化させています。ですので、「魅力のないコンテンツ」のSEOを頑張るよりも、「魅力のあるコンテンツ」に変える努力をしたほうが、本質的な部分でのSEO対策になるとも言えます。



SEOは無駄か?

それでは、SEOは全く考えなくても良いかというと、そうではありません。同じコンテンツならSEOができているほうが、絶対に有利ですから。

私は「SEOを意識して魅力のあるコンテンツを作る」というふうに表現していますが、魅力あるコンテンツを作る際に、組み入れられるSEO対策は意識しておくと言うスタンスが良いと思っています。例えば、「美容室」というキーワードで上位表示ができると良いなぁと思っているサイトで、魅力のあるコンテンツを作成する際に、「リンクのアンカーテキストに美容室と言う言葉が入るようにページ構成を考える」「見出しに美容室が入るような文章を考える」などを意識しておくと言うことです。



最後に

今回で「SEOの初歩の初歩」のコラムは終わりになります。初歩の初歩と書きましたが、書いているうちに踏み込んだお話も書いてしまい、初心者の方には難しい部分もあったかもしれないことをお詫びいたします。ですが、最終回でも書きましたが、SEOを意識してコンテンツを作成するのと、そうでないのでは差が出るので、そのための知識をまとめたつもりです。少しでもお役に立ちましたでしょうか?





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松田ITサポート室 室長

中小企業診断士・松田充敏
中小企業診断士
まつだ みつとし
松田 充敏

こんにちは。IT・Web技術者&中小企業診断士の松田です。神奈川(横浜)を中心に活動中です。

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