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SEOの初歩の初歩(第2回)
2010年10月4日
検索サイトの評価基準
SEOに関して解説をしているサイトはいろいろあると思いますが、今回は、検索サイトが「利用者に役立つ」サイトを判断する基準に関して書いてみたいと思います。
※検索のアルゴリズム(方法・仕組み)に関しては、非公式ですので、予想を踏まえて書いていることをご了承ください。
検索サイトは、利用者があるキーワードを入れたときに、その「キーワードに合致」した「役に立つサイト」を探すことになります。すなわち、
- キーワードに関連する内容が書いてあるかどうか?
- 役に立つサイトかどうか?
を評価する必要があります。これらの2つの評価を総合的に判断して、検索結果の順位を決めていきます。
今回は、このうち「キーワードに関連する内容が書いてあるかどうか?」についてコラムで書こうと思います。
キーワードに関連する内容が書いてあるかどうか?
キーワードに関連する内容が書いてあるかどうかは、単純に考えると「キーワード」が含まれているかどうかを調べることになります。ですが、そのキーワードが該当ページにとって重要なものかどうかが違いますので、次のような考え方で、キーワードに関連する内容に触れているサイトかどうかを見ていきます。
タイトルや見出しに使われているかどうか?
次の2つの文章のうち、より「中小企業診断士」について書いているのはどちらでしょうか?(ぱっと見て判断してください)
サンプル1 | サンプル2 |
就職に役立つ資格 中小企業診断士の資格は、経営理論、財務会計、マーケティングなどの専門知識を身につけることができます。 |
中小企業診断士 中小企業診断士の資格は、経営理論、財務会計、マーケティングなどの専門知識を身につけることができます。 |
サンプル2だと思ったのではないでしょうか?
どちらも、文章の中身は同じですので、どちらも「中小企業診断士」の資格について書いています。ですが、サンプル2では、見出しが「中小企業診断士」になっているので、サンプル2のほうが、この内容を書いているように思えます。
検索サイトも同じように考えます。つまり、タイトルや見出しになっている文章にキーワードが含まれていれば、そのページは、よりキーワードに合致した内容が書いてあると判断します。
他のページからどのようにリンクされているか?
次の2つのリンクのうち、より「中小企業診断士」について書いてあるリンク先はどちらでしょうか?
サンプル1 | サンプル2 |
≫ 中小企業診断士のページへ | ≫ コンサルティングメニュー |
明らかにサンプル1ですよね。このように他のページからリンクされているときに、キーワードが含まれていれば、リンク先のページは、よりキーワードに合致したサイトというふうに判断されます。
有名な事例として「出口」というキーワードでの検索結果があります。「出口」で検索すると1位はYahoo! Japanになります。これはアダルトサイトなどの入り口ページで年齢確認をする際に、条件を満たさない場合のリンクを「出口」という名前にして、リンク先をYahoo! Japanにしているサイトが多いため、検索サイトはYahoo! Japanには「出口」について書いてあると判断しているからです。
その他
他にもいろいろな判断基準があると言われています。具体的には、
- キーワードの出現回数、出現割合
- キーワードの出現位置(前のほうに出たほうが重要)
などです。
サイトのテーマと言われます
さて、このように検索サイトでは、キーワードの有無だけではなく、重要度を判断しています。Googleの場合、「ウェブマスターツール」を使って、サイトを登録しておくことで、「サイトのテーマ」と言う形で確認することができます。詳しい説明は今回のコラムでいずれしようと思いますが、もし、この結果が、SEO対策したいキーワードと異なる場合には、文章の書き方を見直す必要があるかもしれません。
次回
もう一つの判断基準「役に立つサイトかどうか?」の判断基準について解説しようと思います。
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