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ホームページ制作のプロセス(第2回)

基本設計(その1)

ホームページを制作するにあたって、まずは「基本設計」を行わなくてはいけません。

今回は、その中でもマーケティング面で重要になる「サイトの目的・狙い」「ページ構成(ストーリー作り)」についてお話したいと思います。



サイトの目的・狙い

一番初めに「何のためにホームページを作るのか?」を考えます。これから実際に制作していくにあたって、全ての土台になるものです。


具体的には、ホームページを作って

  • 誰に
  • 何を
  • どのように伝えて
  • 何をして欲しい

ということを整理します。


例えば、この松田ITサポート室のホームページは、

  • 「中小企業の経営を良くすることに関わる人々」に
  • 「中小企業のために松田ITサポート室でお手伝いできる事業」を
  • 「松田ITサポート室の持つIT・Webノウハウと中小企業診断士の知識の強みを分かりやすく」伝えて
  • 「お問い合わせをして」欲しい

というように設計しています。


ちょっと余談ですが、デザインを考える際にも、この目的・狙いが重要になります。コンセプトに沿ったデザインで良し悪しを判断していかないと、デザインは個人の好みが大きいので、議論しても結論の出ない話になってしまいます。



ページ構成(ストーリー作り)

目的・狙いを決めたら、次はページ構成を考えます。マーケティング用語で言うと「AIDA」の実践と言えると思います。


AIDAとは、商品購入の際の心理的な心の動きを表したもので、

Attention: 注意喚起

Interest: 興味

Desire: 欲求

Action: 購入

という順に心理が変化していき、最終的に購入と言うActionに到達するという理論です。


ホームページでも、同じように考え、利用者にこのような心理を持ってもらうためのストーリーを作ることが重要になります。

例えば、

  • トップページのデザインとキャッチコピーでユーザーの注意喚起を行い、
  • クリックした先のページで、ユーザの興味をひいて、「欲しい」「使ってみたい」といった欲求を促し、
  • 狙いとしている行動をしてもらう

というように、ページクリックの流れを考えていくわけです。


ただ、商品を並べただけのサイトよりも、このようなストーリーがあったサイトのほうが間違いなく効果が見込めます。

ちなみに、ストーリーはひとつにする必要はないと思います。松田ITサポート室でもそうですが、想定するユーザーを職種などで分けて、それぞれに違うストーリーで誘導しても構わないと思います。



次回

基本設計(その2)として、引き続き基本設計のお話をしたいと思います。






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松田ITサポート室 室長

中小企業診断士・松田充敏
中小企業診断士
まつだ みつとし
松田 充敏

こんにちは。IT・Web技術者&中小企業診断士の松田です。神奈川(横浜)を中心に活動中です。

中小企業様向けのホームページやIT活用のためのコンサルティング、Web関係のアプリケーション製作、セミナー講師などを行っています。

毎日ブログも書いておりますので、よろしければご覧になってください。