松田ITサポート室 > MITS便り > コラム > ホームページ制作のプロセス(第2回)
ホームページ制作のプロセス(第2回)
2010年7月9日
基本設計(その1)
ホームページを制作するにあたって、まずは「基本設計」を行わなくてはいけません。
今回は、その中でもマーケティング面で重要になる「サイトの目的・狙い」「ページ構成(ストーリー作り)」についてお話したいと思います。
サイトの目的・狙い
一番初めに「何のためにホームページを作るのか?」を考えます。これから実際に制作していくにあたって、全ての土台になるものです。
具体的には、ホームページを作って
- 誰に
- 何を
- どのように伝えて
- 何をして欲しい
ということを整理します。
例えば、この松田ITサポート室のホームページは、
- 「中小企業の経営を良くすることに関わる人々」に
- 「中小企業のために松田ITサポート室でお手伝いできる事業」を
- 「松田ITサポート室の持つIT・Webノウハウと中小企業診断士の知識の強みを分かりやすく」伝えて
- 「お問い合わせをして」欲しい
というように設計しています。
ちょっと余談ですが、デザインを考える際にも、この目的・狙いが重要になります。コンセプトに沿ったデザインで良し悪しを判断していかないと、デザインは個人の好みが大きいので、議論しても結論の出ない話になってしまいます。
ページ構成(ストーリー作り)
目的・狙いを決めたら、次はページ構成を考えます。マーケティング用語で言うと「AIDA」の実践と言えると思います。
AIDAとは、商品購入の際の心理的な心の動きを表したもので、
Attention: 注意喚起
Interest: 興味
Desire: 欲求
Action: 購入
という順に心理が変化していき、最終的に購入と言うActionに到達するという理論です。
ホームページでも、同じように考え、利用者にこのような心理を持ってもらうためのストーリーを作ることが重要になります。
例えば、
- トップページのデザインとキャッチコピーでユーザーの注意喚起を行い、
- クリックした先のページで、ユーザの興味をひいて、「欲しい」「使ってみたい」といった欲求を促し、
- 狙いとしている行動をしてもらう
というように、ページクリックの流れを考えていくわけです。
ただ、商品を並べただけのサイトよりも、このようなストーリーがあったサイトのほうが間違いなく効果が見込めます。
ちなみに、ストーリーはひとつにする必要はないと思います。松田ITサポート室でもそうですが、想定するユーザーを職種などで分けて、それぞれに違うストーリーで誘導しても構わないと思います。
次回
基本設計(その2)として、引き続き基本設計のお話をしたいと思います。
最近のコラム
2010年11月29日 | コラム | Webで使えるキャッチコピーを考える(最終回) |
2010年11月24日 | コラム | Webで使えるキャッチコピーを考える(第3回) |
2010年11月19日 | コラム | Webで使えるキャッチコピーを考える(第2回) |
2010年11月14日 | コラム | Webで使えるキャッチコピーを考える(第1回) |
2010年11月8日 | コラム | SEOの初歩の初歩(最終回) |
「ホームページ制作のプロセス(第1回)」
「ホームページ制作のプロセス(第3回)」