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論理的な解決策の考え方(第3回)
2010年6月14日
真の課題の解決策を考える
前回までで、論理的に解決策を導くためには、まず「真の問題」を明らかにすることが必要であると言いました。
次は、問題に対して解決策を考えていくことになります。
論理的に解決策を導くための手法として「なぜなぜ分析」があります。これに関しては、私が何かを書くよりも、
小倉仁志先生が専門家ですので、こちらのサイトをご覧いただければと思います。
マネジメント・ダイナミクス(小倉仁志先生)のサイト
http://management-dynamics.co.jp/nazenaze.html
また、なぜなぜ分析に関しては、MITSのサイトでツールの提供をしておりますので、よろしければご利用ください。
ちょっとブレイク
「なぜなぜ分析」は小倉仁志先生が専門家なので、私がこのサイトでコラムにするのも変なので書きませんが、私が小さいころに聞いた話で、今でも鮮明に覚えている話をブレイクとして書いておきます。
どういう話かと言うと、小学生のときに、「虫歯にならないために」という内容で、歯医者さんが私たち小学生に講義をしたことがありました。
その歯医者さんは、最初に「皆さん、どうして虫歯になるんだと思いますか?」と聞きました。
小学生は、みんな素直なので、
「甘いものを食べるから!」「食べた後に歯を磨かないから!」などと答えました。
ところが、この歯医者さんが言った答えは、
「皆さんに歯があるからです。入れ歯の人は虫歯になりません。だから、入れ歯でもいい人は歯を磨かなくてもいいですよ。」
でした。
この話を読んで、皆さんどう思われたでしょうか?
すごいことを言う歯医者さんですが、論理的に解決策を導くための考え方としては、非常に正しいものだと思います。
ですが、普通は素直な小学生のような回答がでてきてしまいます。これは無意識にパターン化してしまっている例だと思います。
例えば、「ある商品が売れない」理由を考える際に、普通は、「値段が高い」「広告が足りない」などとすぐに答えてしまいがちですが、
商品が売れない理由を「商品を売っているから」と捉えると、解決策が見えたりすることもあるのです。
まぁ、現実問題としてこのように考えるのは、課題解決より、新規アイデアの創出のときですが、このような発想も論理的な解決策には必要な場合もあります。
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